浄水場の汚泥を使った固化(脱水)実験の結果

先日から行っておりました、浄水場の汚泥を使った固化(脱水)実験の結果をレポートいたします。

先ず実験の要領をご説明いたします。

1.検体500cc(浄水場の汚泥:天日乾燥床からサンプリングしたもの)にフロックマンを0.8グラム添加し団粒化させる。

2.エコポーチの原反(素材)を使ってろ過(脱水)を行い、脱離液の計測を行う。

画像は、ろ過(脱水)完了後の「脱水ケーキ(汚泥の固形物)」です。

脱離液は、約340ccです。 約32%(1/3)に減容出来ました。

脱水ケーキ1

3.1週間、室内で乾燥(常温)し計測を行う。

1週間経過した「脱水ケーキ」です。

脱水ケーキ2

重さは、42.9gです。

汚泥の比重を1.1と仮定した場合、約7.8% (1/13)に削減出来ました。

脱水ケーキ3

今回の実験は、実機レベルではなく、あくまでも机上でのビーカーテストであり、また、汚泥の性状(濃さ、pH等)によっても結果は変化します。

汚泥の成分は、ほとんどが「水」 であるため、脱水することによって、大幅に運搬費・処分費を削減することが可能となります。

「汚泥」と「脱水ケーキ (10日後)」の比較画像です。

脱水ケーキ4

以上

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