産業廃棄物 管理型 最終処分場(クローズ・無放流型)「エコアくまもと」を見学しました/廃棄物地盤工学研究会 勉強会

 第30回 NPO法人 廃棄物地盤工学研究会の会員向け勉強会において、熊本県玉名郡で現在建設中の産業廃棄物管理型最終処分場(クローズド・無放流型)の見学会に参加しました。

 同会の理事長は私高田の恩師でもあります、九州大学 島岡隆行教授です。島岡先生は約30年前に九州大学の院生として私の母校である福岡大学で最終処分場の研究をされていました。その当時から大変お世話になっております。

敷地内の地下水観測井戸の掘削(ボーリング)工事の様子。
場内には6か所の地下水観測井戸を設置するそうです。
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 覆蓋(ふくがい)施設(埋立地)は埋立容積422,349㎥で、公益財団法人 熊本県環境整備事業団が運営する産業廃棄物管理型最終処分場です。覆蓋施設は屋根と壁で外気や雨水と切り離し、また、廃棄物に散水し汚れた水は浸出水処理施設で浄化して、再び散水に利用する「クローズド・無放流型」が特徴です。

建設中の覆蓋施設の様子。
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別棟の浸出水処理施設。
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覆蓋施設と隣接するため池との間にある桜並木。
最終的にはため池の周りは遊歩道となり、この施設全体は環境教育、地域のコミニティ活動や防災の拠点となるそうです。
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 私がサラリーマンのころ、地元福岡の総合設備業の会社(㈱九電工)に勤めていたときに浸出水処理施設の現場施工技術員(現場監督)を経験したこともあったため、今回は大変興味深いものでした。

 事務局の皆様をはじめ、公益財団法人 熊本県環境整備事業団、鹿島建設の皆様には、この場を借りてお礼申し上げます。

                株式会社 ファーストソリューション
                代表取締役 髙田 将文

以上

株式会社 ファーストソリューション

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