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汚染水対策に関する技術提案/除染作業に伴う汚泥の脱水フレコン 【環境省 除染関係ガイドライン適合品】

汚染水対策に関する技術提案について【速報】

現在、舗装道路等の除染においては高圧水を使った洗浄作業が主流だと聞いています。

この洗浄に使った水は、汚染水(泥やゴミで濁った泥水)となります。この汚染水は一般的に「凝集剤(ぎょうしゅうざい)」と呼ばれる薬剤を用い、浮遊した放射性物質を沈澱させ、上澄みの澄んだ水は放射線量を測定し、河川等に放流可能な放射線量以下であることを確認し、放流しているそうです。

この沈殿物(汚泥/放射性廃棄物)には、まだ多量に水分が含んでいます。

今後、除染を効率的(人手をかけずに)行うためには、さらに、この沈殿物の減容(脱水)が必要になると想定されます。※沈殿物の減容により、保管場所への運搬コストや保管場所の削減が可能となります。

当社の、エコポーチTypeⅡは、国内唯一の環境省「除染関係ガイドライン」に適合した脱水フレコンバックです。脱水完了後は、3~5年間の長期間保管を前提とした製品です。

現在、汚染水の凝集剤による沈殿処理は実用化されていますが、今後はこの沈殿物の減容化が大きな課題となります。

■放射能に汚染した汚泥の脱水状況 ((独)日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター)

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■エコポーチ内観

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詳しくは、経済産業省へご提案しました、「汚染水問題への対応に関する技術提案」よりご覧頂けます。

当社の技術提案はここから

以上

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今年の3大ニュース 2012

いよいよ今年もあと数日となりました。

この一年、 皆さまにはいろいろとお世話になり、

心から御礼を申し上げます。

今年最後のブログになります。

今回は、当社の3大ニュースをまとめてみました。

4月に、特許権を取得

MC(メッシュ カット)工法の要となる汚泥脱水処理袋「エコポーチ」で特許権を取得しました。

特許証が届いた時には正直大変感激しました。

特許証

9月に、エコポーチ「タイプⅡ」の製品化完了

この特許技術を使ってエコポーチ「タイプⅡ」の製品化を行いました。

これは、東日本大震災の被災地における側溝、水路、河川、溜池の底部に堆積した放射能に汚染された汚泥や、

高圧洗浄機を使った除染作業によって発生する汚染した濁水の「脱水及び保管」を目的としたものです。

詳しくは、エコポーチのHPをご覧ください。ここから

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10月に、エコポーチ「タイプⅡ」のご採用。

このエコポーチ「タイプⅡ」は独立行政法人 日本原子力研究開発機構にご採用頂きました。

これは、放射能に汚染した汚泥の脱水及び保管用にご採用頂きました。

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今年を振り返って一年はあっという間でしたが、充実した一年でもありました。

充実できたのも皆様のお陰です。誠にありがとうございました。

御礼申し上げます。

来年も皆様にとって良い年でありますよう願っております。

来年もよろしくお願い申し上げます。

皆様、よいお年をお迎えください。

    株式会社 ファーストソリューション

    代表取締役 高田 将文

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【ご採用事例】 放射能に汚染した汚泥の脱水・保管/エコポーチ TypeⅡ 環境省/除染関係ガイドライン適合品

〔エコポーチ TypeⅡのご採用事例〕

納入先:(独) 日本原子力研究開発機構 東海研究開発センター

使用用途:放射能に汚染した汚泥の脱水・保管

今回の納入における経緯をお話したいと思います。

それはある電話がきっかけとなりました。ある電話とは福島第二原子力発電所からのお問合せです。

原子炉の冷却を続けている福島第二原子力発電所では冷却水として海水を使用していますが、

この海水から異物を取り除く機械が東日本大震災の津波により全壊したため、

海水の取水を行うためのピットが汚泥で埋まったそうです。

そこで、この汚泥を引き上げた際の脱水にエコポーチが使えないかというお問い合わせがありました。

電話を受けた私は、夏期休暇明けに現地へ伺いますとお伝えしました。

事前にサンプルのエコポーチをご提供し試験的に脱水作業を行って頂き、高い評価を頂きました。

また、福島第二原子力発電所のご担当から、

「脱水だけではなく、脱水作業完了後そのまま長期間保管できる機能があれば、

さらにエコポーチの商品価値が上がるのでは。」とアドバイスを頂きました。

そこで、エコポーチの製造委託先である日豊製袋工業㈱ 友松社長へ、

従来のエコポーチを環境省の「除染関係ガイドライン」の強度基準に適合させ、

長期間屋外保管が可能となる新製品の開発に着手して頂きました。

新製品の開発は短時間で完了しました。

何故なら、日豊製袋工業㈱は「除染関係ガイドライン」に適合する汚染廃棄物の保管用フレコンバックを、

全国のフレコンバックメーカーに先駆け全国で最初に製品化に成功しており、

高い技術力の蓄積があったためです。

新製品の強度試験も無事に終わり、この新製品をエコポーチ「TypeⅡ」と名付け、

最初にこのブログにアップしたのは9月1日だったと記憶しております。

そして、9月の中旬に東海研究開発センターのご担当がこのブログをご覧になりお問い合わせがありました。

そして、10月にエコポーチ「TypeⅡ」を35枚納品いたしました。

先日、福島県から足を運び現地のご担当に直接お話しを聞く機会がありました。

エコポーチ「TypeⅡ」の脱水性能を高く評価されています。

脱水が完了し、そのまま天日乾燥を行っているエコポーチ「TypeⅡ」。

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エコポーチ「TypeⅡ」の内観、脱水ケーキの状況です。

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環境ビジネスや環境産業では製品やサービスに技術的な裏付けの薄いもの(全くないものもあります。)が

少なくありません。

当社は今回のように、現場のニーズの確認、製品開発、実証を重ね、製品やサービスの認知度向上に

努めたいと考えます。

  株式会社ファーストソリューション

  代表取締役 高田 将文

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放射能に汚染した汚泥の脱水・水切り・保管用高耐候性フレコン【エコポーチ】 試作品完成

環境省「除染関係ガイドライン」に適合した、エコポーチの試作品が完成いたしました。

素材は従来のものと同じですが、縫製や構造が大きく違います。

当社の特許技術である、センターウェル(中心部の排水用の筒)の骨組みになる多孔管です。

これは、市販のものを使用します。

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新型のエコポーチ TYPEⅡです。

従来と同じように内部にセンターウェルを装備しています。

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底部です。ここから水抜けの悪い中心部分の水が排水されます。

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製造委託先の日豊製袋工業㈱(日本フレキシブルコンテナ工業会 正会員)のラベルです。

これは、品質保証(日本フレキシブルコンテナ工業会承認)、及び環境省「除染関係ガイドライン」に適合した製品であることを証するものです。

※規格対応品や準拠等のものには貼付されておりません。お気を付けください。

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今後は、震災地における高圧洗浄水等を使った、除染作業によって発生する低線量汚染水の凝集沈殿処理における微細なフロックも脱水できるように改良を行うことが課題であります。

エコポーチの詳しいことはここから

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環境省 除染関係ガイドラインに適合する、脱水/水切りフレコン 【エコポーチ】 開発着手

福島県から当社製品のお問い合わせがあり、急きょ、現場の確認及び打合せに向いました。

警戒区域へのメイン道路です。整備が滞ってしまい、路肩の草が伸び放題で道路の幅が狭く感じました。

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事前に警戒区域内に入る手続きは済ませていました。

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津波に押し流された漁船は、3.11から時間が止まっています。

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汚染土壌の保管ヤードのようです。

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1年ほど前のブログにも書きましたが、

震災地において「 何か、技術者にできることはないか 」とずっと模索しておりました。

また、今回、震災地の復旧に向けて一生懸命に取り組んでいる方々からお話しを聞く機会もありました。

今回、震災地向けに特化した製品が必要であると強く感じたため、当社は環境省除染関係ガイドライン適合の新型エコポーチの開発、製品化に着手いたします。

改めて、2011年3月11日に起きました「東北地方太平洋沖地震」におきまして、被害に遭われた皆様に心よりお見舞い申し上げるとともに、犠牲になられた方々とご遺族の皆様に対し、深くお悔やみを申し上げます。

株式会社ファーストソリューション

代表取締役 高田 将文

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汚染土壌 除染用フレコン/FC標準規格  日豊製袋工業㈱にて

昨日は、経済産業省の法認定である新連携事業で当社と連携体を組み、

MC工法の要となる汚泥脱水処理袋「エコポーチ」の製造委託先である、

日豊製袋工業㈱(本社 中津市)に伺いました。

ここが日豊製袋工業㈱です。

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これが、国内初の日豊製袋工業㈱が独自に開発した汚染土壌の保管・運搬に使うことのできるFC標準規格を取得したフレコンバックです。

一目で、この製品が素材が分厚く補強ベルトも一般の製品より幅広いことが分かりました。

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そして、これがFC標準規格品のタグです。

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この日は、改めて工場内部も見学させていただきました。

工場の一角にある危険物重量容器検査所です。

九州でこのような施設は日豊製袋工業㈱しか保有されていないそうです。

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標準的なフレコンは主に海外で生産し、特殊な仕様のものは同社の国内工場で製造されています。

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5時を回ったため、就業後の清掃をされている従業員の方々です。

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当社のエコポーチも、このような厳しい品質管理の下、製造されています。

改めて、業種が違っても、友松社長のモノづくりにおける品質や安全性に対するこだわりは、

大変ためになるものだと実感いたしました。

今後ともよろしくお願いいたします。

  株式会社ファーストソリューション

  代表取締役 高田 将文

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福岡ベンチャークラブ視察会に参加しました

昨日は、財団法人福岡県産業・科学技術振興財団(ふくおかIST)主催の視察会に参加しました。

今回は、柳川市にある不織布(繊維を織らずに絡み合わせたシート状)を使用した製品の開発・製造を行う

㈱フコクさんと、日本一の家具産地である大川市の㈱関家具さんへお伺いさせていただきました。

㈱フコクさんでは工場見学をさせていただきました。

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このような端材も100%リサイクルされるそうです。

㈱フコクさんでは環境とリサイクル問題に完全リサイクル可能なポリエステルの利点を生かし、

独自の技術で製品開発をされているそうです。

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続いて㈱関家具さんでは、ショールームや工房以外に家具博物館も見学いたしました。

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家具博物館では、関社長のお父様の愛用させていた、大工道具(ノミ、カンナ他)が展示されていました。

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貸切バスでの道中では、疲れもありウトウトしましたが、その後の交流会も含めて和気あいあいながらも、

大変ためになる視察会でした。

皆様お疲れ様でございました。

また機会があれば、是非参加いたします。

  株式会社ファーストソリューション

  代表取締役 高田 将文

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フレコンバックの新仕様 / 汚染土壌の一時保管用FC標準仕様

汚染土壌の保管における課題が山積だと聞きました。

福島県内の複数の汚染土壌の仮置場では、価格が数百円の耐久性に欠けるフレコンバックが多数使用されているそうです。

このフレコンバッグは、高耐候性3年対応フレコンバッグに比べると価格は5分の1から10分の1であり、

容器としての健全性は3年間にわたって保持できないために、汚染土壌の保管用に用いられている際に、

耐候性や寿命を懸念する声が挙がっているそうです。

こうした中、日本フレキシブルコンテナ工業会では、3年の耐候性を有するフレコンバックの普及に向けて

新仕様「FC標準仕様」まとめ、同会員企業の製品化を推進していく方針だそうです。

また、新仕様の基準を満たした製品に関しては、「工業会品質保証ラベル」を添付し、ほかの製品との差別化を図るそうです。

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汚泥の水切り/脱水フレコンバック

技術者の意地で完成させたエコポーチ!

「 日豊製袋工業 ㈱ (日本フレキシブルコンテナ工業会 正会員) 友松三樹男社長との出会い。」

 今回は汚泥の脱水処理から輸送までの業務をワンストップで完結させるMC工法開発の要となるエコポーチ(脱水袋兼輸送用フレコンバック)の開発と、そこで出会った大切な支援者である日豊製袋工業㈱の友松三樹男社長について書きたいと思います。

友松三樹男社長との出会い

 ある日に醸造プラントの技術者である実父からのアドバイスをもとに輸送用のフレキシブルコンテナバッグでの脱水に着想し、日豊製袋工業を訪ねました。全国でも有数なフレキシブルコンテナバッグ製造メーカーであり、雇用対策にも力を入れる優良企業として紹介された記事を目にしたのがきっかけです。その時に話を聞いて下さり、引き受けてくださったのが当時工場長だった友松三樹男さんでした。今から8年程前になります。私が頭の中にあるエコポーチの構造を言うと「以前つくったことがある業務用の大型洗濯機用の内袋に構造が似ている」とつくって頂いたのがエコポーチの原型です。

 当時は今ほどエコや環境と言われていませんでしたが、「動力を使わない面白いやり方」だと三菱化学で技術者の経歴がある友松さん自身が素材や方法について楽しみながら提案して下さったように思います。機械の試作や実稼働の現場から作業服姿のままで要望を持って行くとすぐに対応してくださいました。私の技術者としての執念のようなものが伝わっていたのではないでしょうか。もっとも気がつけば世間話をしていることも多かったのですが、私にとっても友松さんの専門家の経験に基づく素早い対応や提案は刺激になりました。試作品のエコポーチで脱水をしている現場にも来てくださいました。ユーザーの現場まで足を運んで確認をする熱心な姿勢に驚き、感謝の気持ちになったのを覚えています。

エコポーチの完成

 ろ過スピードの速い原反を探して素材や構造のマイナーチェンジを繰り返しながら、エコポーチが今の形になるまでは3年の月日を費やしました。私がろ過スピードにこだわったのは、汚泥を脱水して運ぶ能力がシステム全体の能力を決めるからです。今までの濁水・汚泥処理技術(脱水機能がない処理装置等)との一番の違いでもあります。これは専門技術者と異業種から入ってきた技術者との感覚の違いが大きく出た部分でもあります。

 エコポーチは輸送用の容器としての強度を確保するためにJIS規格とJFC(日本フレキシブルコンテナ工業会規格)という2つの規格品になっています。専門家にMC工法を紹介した時にもエコポーチの存在が最も注目を集めます。

 エコポーチが完成する頃にはフロックマン(凝集剤)やSR3000(高速汚泥反応装置)はおおよそ完成していました。この2つに関しては専門家ですので、エコポーチ程の苦労はありませんでした。エコポーチの完成と共にMC工法が完成したのです。

 

当時のエコポーチの脱水実験のスナップ写真です。

エコポーチ 1

エコポーチによって汚泥から脱離液が絞れている状況が確認できます。

エコポーチ 2

脱水が完了した状況です。(約48時間後の状況)

エコポーチ 3

脱水ケーキをエコポーチのまま地面においても、エコポーチは転倒せず自立しています。

エコポーチ 4

エコポーチの内観です。

含水率は 約90%前後、体積は 1/6~1/8程度になっています。

エコポーチ 5

エコポーチは、JIS,JFC規格で製造しており、脱水ケーキの輸送用のフレキシブルコンテナバックとして使用することにより、従来のように吸引車(バキューム車)を使用せずに、ユニック車等で脱水ケーキの搬出が可能となりました。

日豊製袋工業㈱のホームページは

ここから

追伸

お陰様で、今月、エコポーチの特許登録(特許第4964083号)が完了いたしました。

友松社長をはじめ関係者の方々には厚く御礼申し上げます。

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   代表取締役 高田 将文

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汚泥の水切り/脱水フレコンバック エコポーチ   特許権を取得いたしました!

 今月、当社は、独自に開発したMC工法の中核となる汚泥脱水袋兼フレコンバック「エコポーチ」において特許権を取得しましたのでお知らせいたします。

◇MC工法とは

 建設現場等で発生する汚泥(ヘドロ)の脱水・浄化・運搬までをワンストップで完結させる工法(国土交通省NETIS登録済み)で、従来工法(バキューム車等で搬出・処分)に比べ処理コストを約3分の1に削減可能です。

 また、MC工法を使ったシステムは、超低騒音・超低振動で周辺環境にも配慮した人と地球に優しい新しい環境技術です。

◇エコポーチとは

 有効容量1㎥の特殊素材・特殊構造で製作された2規格認定(JIS及びJFC)のフレコンバック。汚泥の脱水(減容)性能と強度を両立し、他社の使い捨ての製品とは異なり再使用が可能なため使用後の廃棄物抑制にも繋がるエコ製品です。

 現在「MC工法」に使用するだけではなく、単独使用において汚泥以外の含水率の高い廃棄物の減容を目的とした全国の排出事業者からの引き合いも多数あります。

■発明の名称:泥状物処理装置

■特許番号:第4964083号

■登録日:平成24年4月6日

エコポーチ 外観エコポーチ 内観

◇エコポーチ外観                 ◇エコポーチ内観

■特許証

特許証

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